DVに悩む人へ

恋人やパートナーから一方的に受ける暴力をDV(ドメスティックバイオレンス)といいます。

よく周りを見てみると、DVカップルはたくさんいると思います。ある時、銀行に向かう途中、偶然すれ違ったカップルの男性が、急に女性の頭を思いっきり殴ったのです。女性は痛がっていたものの、怒るでもなくそのあとも普通に男性と会話を続けて、笑顔すら見せていたのはとても奇妙な光景でした。きっと相手から日常的に暴力を受けているから、「殴られるのはおかしい」という感覚がマヒしてしまっているのでしょう。

また駅前でこんなカップルを見たこともあります。車の前でケンカをし、双方が大きな声を出してののしりあっていました。そのうち怒って立ち去ろうとした女性の腕を、男性が無理やり引っ張って、女性がバランスを崩してすごい勢いで倒れてしまいました。ここで、今にも男性が女性に殴りかかりそうな雰囲気を感じ、もし女性が助けを求めてきたら警察に電話しよう、と思いました。何かしばらく男性が諭しているようで、女性はおとなしく車に押し込まれ、どこかに行ってしまいましたが、そのあともドキドキが止まりませんでした。

もしカップルでなかったら、他人からいきなり暴力を振るわれていたなら、間違いなく警察に電話しているところです。それなのに男女の関係にある2人だと、周りは「カップルのケンカだから」「夫婦のことだから・・」と黙認せざるをえなくなるのです。

DVからエスカレートし、ストーカーや殺人事件にまでなってしまうケースもあります。しかし、DVスパイラルにどっぷりはまってしまった被害者は、DV加害者から逃げようとはしません。またやっと逃げ出せたのに自分から加害者の元に戻り、再び暴力を受ける人も多いです。暴力を振るわれて何故逃げ出さないの?と普通の人は思うでしょうが、DV被害者にはDV被害者特有の心理が働くのです。

まさか自分はDV被害者になるわけない、なんて他人事ではありません。DV男性は、かなりの割合で世の中に存在し普通の生活を営んでおり、だれでもDV被害者になる可能性があります。

DV被害者になってしまった女性のため、またこれから被害者にならないための情報をまとめました。また、ここではDV被害者は女性ということを前提にしています。

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